ポーカーのコールとは?
コールは、いくつかあるポーカーの基本動作の一つです。
ポーカーにおけるコールは、直前の相手が積んだベット額と同じだけベット額を積むという動作です。
また、ポーカーの基本動作の中では、最も弱気なアクションと見なされることがあります。
コールをしたプレイヤーは、周囲に迷いを伝える結果にもなります。
逆に、相手を勢いづかせてしまう可能性があります。
コールをすることで、
- 弱い手札でベットを合わせにきているのか
- 強い手札で様子見をしているのか
など、様々な見解をすることが出来ます。
相手の性格によって、コールがどの様な意味を持つのかを考えなければなりません。
相手の考えの読み合いこそが、ポーカーの醍醐味と言えます。
コーラー
ポーカーには、コーラーというものがあります。
コーラーとは、コールばかりするようなプレイヤーのことです。
相手にコーラーだと思われてしまうことは、ポーカーをする場合にはあまり良いことではありません。
上級者にもなると、コーラーに対しては、カモと捉えることがあります。
コーラーだと認識されては、集中的に狩られてしまう恐れがあります。
あえてコールする
コールは、相手から見ると、ネガティブなアクションだと言えます。
自分の弱気を相手に伝えてしまうことがあります。
しかし、上級者は、逆にコールを有効活用します。
強い手札を持っている時に、あえてコールをして、相手を誘うような使い方が出来ます。
コールでは、どの様な手札なのか駆け引きをすることが出来ます。
上手くコールを使えるようになれば、かなりポーカーが面白くなるのは間違いないです。
コール以外の用語を覚える
ポーカーをする場合は、コールという言葉だけを覚えておけば良い訳ではありません。
コール以外の基本動作を把握して、初めてコールが意味のあるものになります。
したがって、コール以外の基本動作をしっかりと確認しておきましょう。
- ベット
- レイズ
- リレイズ
- フォールド
- チェック
- オールイン
ベット
ベットは、ポーカーにおいての基本中の基本となる動作です。
ベットは、最初に賭けることを指しています。
レイズ
レイズは、コールの真逆のアピールとなります。
レイズをすることによって、強気であることを示すことが出来ます。
具体的には、直前の相手のベット額に上乗せしてベットをするような意味合いを持ちます。
また、レイズする際の注意点としては、最低でも倍がけする必要があるのです。
相手が100ドルを賭けているのなら、最低でも200ドルのベットが必要になってきます。
倍がけよりさらに増やすことで、どれだけ強気のレイズなのかを示すことが出来ます。
リレイズ
リレイズは、レイズが行われたラウンドで、2回目以降に行われるレイズのことです。
リレイズの場合は、直前のプレイヤーのベット額に、前回のレイズで上乗せした額以上をベットします。
フォールド
フォールドは、勝てる見込みがないので勝負を下りることです。
チェック
チェックは、勝負には乗らず様子を見る(パス)というものになっています。
チェックを使用できる条件として、そのラウンドで誰もベットしていない場合のみ使用可能となります。
オールイン
オールインは、自分の手持ちの資金を全額かけるという超強気の戦法になっています。
コールする資金が手持ちにない場合でも、オールインすることでゲームに参加することが出来ます。
オールインをして勝った場合、ベット額が通常より少ないので、賭け金に応じた払い戻しとなります。
コールの基本的な使い方
コールというのは、場合によっては相手に弱気だととらえられてしまう動作です。
また、相手に手札の状態を察知されてしまう可能性があります。
どの様にコールを使用することで、有効活用することが出来るのか説明します。
- オッズが合う時
- 自分が勝っていると思える時
- 自分の手札を弱く見せたい時
オッズが合う時
コールする場合は、オッズに見合った勝負なのかを把握することが重要になってきます。
カードによっては、勝負に勝てそうでも、期待値が低ければコールをすべきではありません。
一定以上の期待値があって、初めてコールが成立します。
勝率が低くても、賞金が大きくて自分にとって価値のある時にするコールのことを、オッズコールと呼びます。
自分が勝っていると思える時
相手のアクションに対して、ブラフであると思った場合、コールに必要なベット額を見てコールをしましょう。
あまりにも高額なベット額を要する場合は、慎重に状況判断をしましょう。
本当にブラフなのかどうかを、直感だけでなく、しっかりとした理由を考えることで、ブラフの見極めをしやすくなります。
また、自分がコールして勝った場合のリターンによっては、ブラフだとしてもコールしない選択肢があります。
相手のブラフに対してコールする価値はあるのかをしっかり考えてから、コールするようにしましょう。
自分の手札を弱く見せたい時
自分の手札が強くても、弱く見せたい時があります。
主に上級者の使い方になってきます。
コールは、相手に弱気を演出するアクションです。
しかし、コールの性質を逆に利用して、強い手札を弱く見せ、相手のベットを誘うことが出来ます。
相手を誘い出すコールは、フラットコールと呼ばれます。
しかし、フラットコールは、本来のポーカーの正攻法ではありません。
基本的には、良い手札が揃った時には、積極的にレイズして、大きな利益を狙っていくのが正攻法です。
したがって、フラットコールばかりをしていると、フラットコールの意味がなくなってしまいます。
強気に出ていく局面では強気にレイズをし、時折フラットコールを混ぜることで効力を発揮します。
相手に信じ込ませることが出来れば、相手の動揺を誘うことが出来ます。
相手にフラットコールをしていることを知られてしまうと、フラットコールの効力が弱くなってしまいます。
まとめ
ポーカーのコールは、基本的には
- 弱気
- 消極的
というような意味合いがあります。
コールばかりをしていると、上級者から初心者だとばれて、資金を搾取されてしまうことがあります。
コールをする場合は、自分がコールする期待値はあるのかを判断して、オッズコールするようにしましょう。
価値のないオッズコールを繰り返すことで、自分の負けに繋がります。
したがって、コールする際は、冷静な状況判断が必要となります。
コールとフラットコールを混ぜて使用することで、相手を動揺させるようにしましょう。
相手の冷静さを欠くことが出来れば、自ずと勝率を上げることが出来ます。
ポーカーは、相手との駆け引きを楽しむゲームです。
本記事で紹介したコールを、状況によって使い分けることで、ポーカーをより一層楽しむことが出来ます。