マーチンゲール法のメリット・デメリット・注意点を解説!理論上は100%勝てる投資法

マーチンゲール法とは?

マーチンゲール法の解説画像

マーチンゲール法は、カジノの世界ではかなり有名な手法です。
マーチンゲール法は、負けたらベット額を倍々にして、勝ったらベット額を最初に戻すというものになります。

最近では、FXで用いられることで有名になった方法です。
そして、カジノが確率の勝負である限り、無尽蔵に資金力があるのであれば、必ず勝てる方法です。

なぜならば、カジノで一生負け続ける、一生勝ち続けるということはあり得ないからです。
もう少し簡単に説明すると、マーチンゲール法というのは、1回の勝ちで負けを帳消しに出来るという手法です。

使用条件

マーチンゲール法を使用できるのは、勝率50%で配当が2倍のゲームとなっています。

例えば、最初に10ドルをベットして負けた場合は、次に20ドルベットします。
更に負けたら40ドル、80ドルと、ベット額を倍にしていきます。

もし80ドルで勝ったとすると、勝つまでにかかった投資額は150ドル(10 + 20 + 40 +80)となります。
勝った時の配当は160ドル(80 × 2)となりますので、10ドルの利益が出ます。

回数ベット額勝敗損益勝利時の報酬
110ドル×-10ドル20ドル
220ドル×-30ドル40ドル
340ドル×-70ドル80ドル
480ドル+10ドル160ドル
510ドル×0ドル20ドル
620ドル+20ドル40ドル
710ドル+40ドル20ドル

マーチンゲール法のメリット

お札を数えている画像

マーチンゲール法には、使用するにあたってのメリットが2点ありますのでご紹介します。

マーチンゲール法のメリット
  1. 初心者にも出来るシンプルな方法
  2. 1回の勝ちで負けが帳消しに

初心者にも出来るシンプルな方法

マーチンゲール法のメリットは、非常に簡単だということです。
勝つまでベット額を増やしていく方法になりますので、運用するのに難しいことは一切ありません
確率計算の知識なども一切必要ありませんので、誰でも簡単に使用できます。

1回の勝ちで負けが帳消しに

1回の勝ちで、これまでの負けを帳消しに出来るというのが大きなメリットです。
つまり、必ず勝てるということになります。
必ず勝てることが、一番のマーチンゲール法のメリットと言えます。

マーチンゲール法のデメリット

緑のジャケットを着た男性が頭を抱えて悩んでいる様子

メリットばかりではなく、デメリットも存在しますので、紹介します。

マーチンゲール法のデメリット
  1. 資金力が必要
  2. 利益が少ない

資金力が必要

マーチンゲール法のデメリットは、準備が難しいということです。
マーチンゲール法を使いこなすためには、かなりの資金力が必要になってきます。

したがって、富豪のような人が使えば、非常に強力な武器になります。
しかし、中途半端な軍資金の人が用いれば、大負けをすることになります。
4回負けて諦めた時よりも、10回負けて諦めた時の方が、損失が大きくなるのは当然です。

利益が少ない

勝ったとしても、利益は最初に賭けたベット額分だけとなります。
したがって、大勝ちすることが出来ません。

マーチンゲール法の注意点

木の壁に貼られているストップの看板

マーチンゲール法の注意点は、非常に重要なポイントなので、マーチンゲール法を用いる際には、必ず確認してください。

相性の良いゲームを選ぶ

相性の良いゲームとポイント

攻略法とゲームの相性は、どんな手法を用いる際にも重要なポイントになってきます。
大前提となってくるのが、勝率が50%かつ配当が2倍のものを選ぶということです。

マーチンゲール法は、1回の勝ちでこれまでの負け額を回収できるという性質上、勝率が高ければ高いほど有利になります。
「どちらかを選んで当てると勝ち」といったタイプのゲームに非常に強いです。
そんな意味では、ルーレットやバカラなどがぴったりだと言えるでしょう。

大局観に左右されるようなゲームは不向き

独立しているかどうか

マーチンゲール法は大局観に左右されるようなゲームは不向きになっています。
全体的なトレンドを把握しながら、参加ポイントを見極めるといったゲームは、マーチンゲール法にとってノイズでしかありません。
したがって、ゲームの流れを予測しないゲームを選ぶと良いです。

大局観に左右されるようなゲームとは、具体的には、前のゲームが次のゲームに影響を与えるようなゲームのことです。
それぞれ一回一回が独立しているようなゲームにマーチンゲール法は向いているのです。

最低ベット数が低ければ低いほど有利

最低ベット数のポイント

マーチンゲール法の特徴として覚えておきたいのが、最低ベット数が低ければ低いほど、有利になっていきます。
最低ベット数が高いと、負けが連続した時に、資金が枯渇してしまいます
したがって、最低ベット数が高いゲームの場合は、マーチンゲール法には向いていません。

資金は十分に用意する

十分な資金を用意するポイント

マーチンゲール法のポイントは、どれだけ軍資金を用意できるかです。
軍資金が足りないからと言って、自分ルールで始める人がいます。
ベット数を2回目は2倍、3回目は1.5倍といった自分ルールをしている限りは、勝った時にこれまでの負け分を回収しきれなくなります。
確率の世界はなかなか怖いもので、予想以上に負けが続くことも考えられます。
したがって、資金に余裕を持たせることは重要になります。

例えば、勝率50%のゲームで10連続負けたとします。
10連続負けた場合の賭け金は、以下の表のようになります。

回数12345678910
倍率1248163264128256512

表から分かるように、10連続負ければ、最初の投資額の512倍の資金が必要となります。
10連続負ける確率は0.0977%となります。
滅多に起こり得ない数字ではありますが、ゼロ出ない限り出現する可能性はあります

上限ベット額に注意

ベット上限のポイント

マーチンゲール法は、最初に賭けられる金額が低ければ低いほど有効に活用できます。
しかし、最低ベット額だけを見ていてはダメで、上限ベットについても把握しておく必要があります
オンラインカジノなどでは、上限ベット数が決まっており、上限に達してしまうと、マーチンゲール法を利用することは出来ません

また、上限が決まっているということは、そもそもマーチンゲール法は破綻しているという考え方も出来ます
したがって、上限ベット数をしっかりと確認して、ベット数を決めてください。

まとめ

英語が書かれているノートとペンの画像

マーチンゲール法は、理論上、必ず勝てる方法になります。
使用方法は、負ければ最初の投資分をにして勝負するだけです。
誰でも簡単に覚えれる内容となっています。

しかし、マーチンゲール法を使用するために

  • 上限ベット数が設けられている
  • 資金を無尽蔵に用意することが難しい
  • 大勝ちするのが難しい

という点がネックになってきます。
したがって、マーチンゲール法を利用する際には、しっかりと準備をしてから使用しましょう。
至ってシンプルな攻略法となりますので、ぜひ覚えて使用してみてください。