Skrill(スクリル)とは?
Skrill(スクリル)とは、「Moneybookers(マネーブッカーズ)」からリニューアルされた知名度の高いオンライン決済サービスです。
スクリルは、200ヵ国以上で40種類の通貨を使用出来ることが特徴的です。
また、Knectというロイヤリティプログラムが存在します。
取引するごとにポイントが貯まり、現金と交換できるようなシステムが存在します。
そして、VIPプログラムのような特別会員も存在し、アカウントのレベルによって送金手数料が安くなるような特典が存在します。
年間$11の会費で、マスターブランドのプリペイドカードの発行をすることも出来ます。
様々なサービスを受けることが出来るスクリルは、世界中で非常に高評価を得ています。
しかし、現在日本では、オンラインカジノ目的のスクリルの利用を停止しています。
スクリルのアプリ
スクリルにはモバイル版の専用アプリが存在します。
アプリは、Google playとApp Storeにてダウンロードすることが出来ます。
アプリのダウンロード数は1,000万以上です。
また、レビュー数や評価においても、非常に優秀な結果を残しています。
スクリルの使用例
スクリルの使用例について紹介していきます。
どのような場面でスクリルが活躍するのか、ぜひ参考にしてみてください。
友人と割り勘
友人との外食の際に、支払いを一緒にする場面があります。
スクリルのアプリを使用することで、簡単に割り勘することが出来ます。
自営業や個人事業主
クライアントとの支払いや受取をスムーズに行うことが出来ます。
国内の取引だけでなく、国際的な取引の際にも、スクリルを用いることで複数通貨でのやり取りが可能になります。
中小企業
スクリルを利用することで、顧客の支払い方法に柔軟な対応をすることが出来ます。
したがって、様々な分野において、スクリルは対応しています。
オンラインショッピング
多くのEC企業にとって、いちから決済インフラを構築するのは難しいです。
したがって、スクリルを用いることで、多くのリスクを避けることが出来ます。
オンラインカジノ
オンラインカジノでは、セキュリティ面を不安に思う方が多いです。
そこで、スクリルのセキュリティの安全性は高いため、スクリルを利用することで安心して決済をすることが出来ます。
旅行
スクリルは、様々な通貨に対応しているため、海外旅行の際の支払いに困ることがありません。
あらかじめ用意しておいた現金が無くなってしまった場合でも、モバイルでスクリルを利用すれば、何の問題もありません。
日本での利用
スクリルは、現在日本から撤退しています。
したがって、日本国内からのスクリルの利用は出来ません。
スクリルを日本国外から利用する場合は、送金をUSDでする必要があります。
ただし、外貨で送金する場合は、3.99%の為替換算手数料がかかります。
手数料が発生することに注意してください。
スクリルの基本情報
スクリルの基本情報について説明していきます。
利用する際の参考にしてください。
入金手段と手数料
スクリルの決済方法には2種類あります。
- ローカル決済
- グローバル決済
スクリルでのそれぞれの入金手段別の手数料について、以下の表にまとめました。
ローカル決済 | |
---|---|
入金手段 | 手数料 |
電信送金 | 無料 |
高速銀行振込 | 最大 1% |
ペイセーフキャッシュ | 最大 2.5% |
高速送金 | 最大 1% |
トラストリー | 最大 1.25% |
ペイセーフカード | 最大5% |
ネットラー | 最大 1% |
ビットコイン | 最大 1% |
グローバル決済 | |
---|---|
入金手段 | 手数料 |
VISA | 無料 |
Mastercard | 無料 |
JCB | 無料 |
American Express | 無料 |
Diners Club | 無料 |
出金手段と手数料
スクリルでの出金手段と手数料について、以下のようになります。
- ローカル決済
- 電信:6ドル
- VISA:7.5ドル
- グローバル決済
- SWIFT:6.5ドル
送金手数料
スクリルで取引を行う際にかかる手数料について説明します。
スクリルマネートランスファー | |
---|---|
手段 | 手数料 |
国際送金 | 無料 |
国内転送 | 最大 2% |
お金の受け取り | 無料 |
スクリル間での送金 | ||
---|---|---|
登録期間 | 手段 | 手数料 |
2020年4月8日以降 | カード・銀行口座 | 無料 |
ネッテラー・ペイセーフカード・ビットペイ | 4.49% | |
2020年3月18日~4月7日 | カード・銀行口座 | 無料 |
ネッテラー・ペイセーフカード・ビットペイ | 2.99%(初回10%) | |
2020年3月18日以前 | カード・銀行口座 | 無料 |
ネッテラー・ペイセーフカード・ビットペイ | 1.45%(初回20%) |
仮想通貨の手数料
スクリルで仮想通貨を用いた場合にかかる手数料は、以下の通りです。
取引額 | 手数料 |
---|---|
19.99ドルまで | 0.99ドル |
20ドル~99.99ドル | 1.99ドル |
100ドル以上 | 1.50% |
スクリルの登録手順
スクリルの登録方法について説明します。
現在、日本からの登録が出来ないので注意してください。
スクリルのホームページへ移行する
スクリルのホームページへ移行し、画面右上の「登録(register)」ボタンをクリックします。
登録する
登録フォームに必要事項を記入し、「登録」ボタンをクリックします。
登録完了
以上で登録完了となります。
スクリルの本人確認
スクリルの本人確認について説明します。
本人確認を済ませないと、入出金などの主要なサービスを利用することが出来ません。
したがって、必ず本人確認を済ませましょう。
本人確認をする
スクリルでの本人確認では、
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 社会保障番号
- 職業
が必要となります。
また、ユーザーごとに秘密の質問が用意されています。
秘密の質問では、「2000年に所有していた車のタイプは?」などといった質問が用意されています。
さらに、アカウントのセキュリティを強化したい場合には、多要素認証を設定することが出来ます。
スクリルのメリット
スクリルのメリットについて説明します。
スクリルを利用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- 取り扱い通貨が豊富
- 一括支払いが可能
- VIPプログラム
- 24時間対応サポート
取り扱い通貨が豊富
スクリルは、40種類以上の通貨に対応しています。
したがって、様々な国で利用可能なサービスです。
海外とのビジネスに利用することも出来るため、世界中で利用されています。
一括支払いが可能
スクリルでは、1回の手続きで最大3,000人の受取人に複数の通貨で支払いをすることが出来ます。
毎回個別に取引情報を入力する手間が省けるため、ビジネス利用に向いていると言えます。
VIPプログラム
スクリルのVIPプログラムでは、様々な特典を受け取ることが出来ます。
例えば、
- 取引限度額の引き上げ
- 着金時間の短縮
- 手数料の割引
などが存在します。
多く利用する方にとっては、大きなメリットであると言えます。
24時間対応のサポート
スクリルのカスタマーサポートは、24時間対応しています。
したがって、いつどのような問題が起こっても、迅速な対応を受けることが出来ます。
トラブルによって取引が滞ることが無いため、安心して利用することが出来ます。
スクリルのデメリット
スクリルのデメリットについて説明していきます。
利用する前に、どのようなデメリットがあるのか、十分に理解しておくことが大切です。
- 日本から撤退している
- 日本語サポートが無い
日本から撤退している
スクリルは、2016年に日本から撤退しています。
したがって、日本国内からの利用が出来ません。
入出金などをするために必要な本人確認をする際に、海外での本人確認情報が必要となります。
日本語サポートが無い
日本から撤退したこもあり、日本語対応のカスタマーサポートがありません。
海外から利用した際に、トラブルなどが発生しても、英語での対応となります。
まとめ
スクリルについて、
- 登録方法
- メリット
- デメリット
- 使用例
などについて解説しました。
スクリルは、日本から撤退したサービスなため、日本国内からの利用は出来ません。
しかし、世界中で200ヵ国以上で40種類以上の通貨を取り扱っているサービスです。
数多くの海外の国と容易に取引することが出来るため、ビジネス利用に向いている決済サービスだと言えます。
最大で3,000人まで同時に別々の通貨で個別に送金することが出来るなど、便利な機能が備わっています。
また、VIPプログラムが存在し、数多く利用する方にとっては嬉しい特典を受け取ることが出来ます。
手数料の割引や、着金時間の短縮など、嬉しい特典が様々存在します。